VTigerCRMは、顧客関係管理(CRM)を効率的に行うためのオープンソースソリューションです。顧客データの管理や販売プロセスの追跡を簡単に行うことができます。この記事では、VTigerCRMのWebインストール方法をステップバイステップで解説します。
Linuxサーバーでのセットアップを前提にしていますが、他の環境でも類似の手順が適用可能です。
前提条件
VTigerCRMをインストールする前に、以下の要件を満たしていることを確認してください。
- サーバー: Linuxサーバー(Ubuntu 20.04を推奨)
- ウェブサーバー: ApacheまたはNginx(このガイドではApacheを使用)
- データベース: MySQLまたはMariaDB
- PHP: PHP 7.2以上がインストールされていること
- SSL証明書: HTTPSでのアクセスを推奨(Let’s Encryptなど)
VTigerCRMはあまり日本語の情報がありません。
グローバルでの実績は多いようですが、日本語での利用については、もしかしたら問題があるかもしれません。
VTiger社の HPよりソースコードをダウンロードします。
2024/8/15時点の最新版は8.2.0でした。
ダウンロード後に解凍し、Webサーバにソースコードをアップロードします。
今回はロリポップサーバにインストールします。
アップロード後にアップロードしたパスにアクセスすると、以下のセットアップ画面が表示されます。

データベースは事前に作成しておく必要がありますので、作成しておきましょう。
以下のサイトが参考になりました。
インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。
とりあえず全部チェック付けました。

利用できるようになりました。
日本語は選択できませんでしたので、日本語利用したい場合は別途対応が必要そうです。

オープンソースERPのOdooと同じように、非常に多くの機能がVTigerCRMにはあり、CRM/SFAのみではなくERPの機能も利用できそうです。
ただし、オープンスソース版で利用できるのは一部のみで、全機能利用するためには有償のEnterprise版が必要でした。
以下のページに比較表があります。
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